イージーデジタルは、保険会社にデジタルプラットフォームを提供するタイのインシュアテック系スタートアップ企業で、シード資金調達ラウンドで85万米ドルを調達しました。このラウンドはWavemaker Partnersが主導し、シードスターズ・インターナショナル・ベンチャーズ、ウィング・ヴァシクシリ、サシン・バンコク・ベンチャークラブが参加しました。

Eazy Digitalは、保険会社が代理店、業務、ユーザー紹介、エンゲージメントを管理するのに役立つプラットフォームです。このスタートアップは、保険業界で経験を積んだ保険業界のベテランであるハープレム・ドゥーワとマータヴィー・スクルによって設立されました。

ハープレムは、タイを拠点とするオンラインデジタルブローカー、フランク・インシュアランスの元共同創設者兼CEOであり、保険の売買方法を革新しました。同社はノバ・ファウンダーズとパシフィック・センチュリー・グループから資金提供を受け、その後ボルトテック社による買収に成功しました。ハープレムは起業家の原点に戻るまで2年間、チーフ・ディスラプション・オフィサー兼インシュアテック・エクスチェンジの責任者を務めました。ボルトテックに入社する前は、ハープレムはエドゥアルド・サヴェリン、シニ・マーズ、アーデント・キャピタル、ゴビ・パートナーズ、ベロス・パートナーズから資金提供を受けた電子商取引スタートアップのモクシー/オラミを共同設立しました。

Eazy Digitalの共同創設者兼オペレーション責任者であるMaethavee Sukulは、以前はフランク、ボルトテック・インシュアランス・ブローカー、ベニックスで業務を率いていました。保険数理科学と機械学習の学位を取得し、AIGで経営研修生として経験を積んだことを皮切りに、彼女のキャリア全体は保険を中心に展開してきました。現在は、保険消費者の運転行動を分析し、消費者に幅広い革新的なソリューションを提供するための人工知能と機械学習の応用の修士課程も取得しています。

Eazy Digitalのプラットフォームは、プロセスと流通をデジタル化するためのリソースが不足している中小規模の保険会社にSaaSソリューションを提供することに重点を置いています。これらの企業は Eazy Digital を利用することで、規模を拡大し、大企業と競合しながら、迅速かつ低コストで事業を進めることができます。

「保険業界はまだデジタル化の初期段階にあります。現在の新興企業は、パートナーシップ（組み込み保険）、消費者への直接提供、代理店プラットフォームを通じた商品のデジタル配信に重点を置いています。しかし、保険会社自体は放置されており、多くの場合、プロセスと流通のデジタル化に対する独自のソリューションを見つけなければなりません」とハープレム氏は語ります。

タイ、フィリピン、インドネシアでは、保険会社の数が急増しています。しかし、現在の状況では、資金源や親会社のデジタル化プロジェクトへの支援により、業界の大企業は大きなメリットを享受していますが、中小規模の保険会社はそうしたリソースを自由に使えるわけではなく、取り残されるリスクがあります。イージーデジタルはこのギャップを埋めるために取り組んでいます。

Maethavee氏は次のように述べています。「私たちの主な目標は、規模の大小を問わず、保険会社が業務をデジタル化および合理化するのに役立つプラットフォームを提供することです。私たちは、競争の激化を可能にし、市場の小規模企業にもアクセスを提供することで、業界に革命を起こしたいと考えています。」

Eazy Digitalでは、紹介およびエンゲージメントプラットフォームのユースケースが、金融業界、教育、不動産など、保険以外の業界にも適用されるようになったことも確認しています。

Eazy Digitalは、このラウンドで得た資金を製品開発、既存の顧客基盤の拡大のためのマーケティング活動、およびチームの構築に充てる予定です。このスタートアップ企業は、プロセスのデジタル化と自動化を目指す保険会社にとって、頼りになるプラットフォームになることを目指しています。

シードスターズ・インターナショナル・ベンチャーズのジェネラル・パートナーであるパトリシア・ソスロジョジョは、イージー・デジタルの資金調達ラウンドについて次のように語っています。「イージー・デジタルがその道を切り開き、インシュアテック分野に革命を起こすのを楽しみにしています。まだ取り組まれていない独自の課題に焦点を当てることで、その影響と成長を目の当たりにできることにワクワクしています。」

Eazy Digitalの詳細については、同社のウェブサイトをご覧ください。 https://www.eazydigital.io/。

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